DMC-GH2とマイクロフォーサーズ用3Dレンズ
パナソニックからDMC-GH2が発売されたのを機に、手持ちのカメラを何台かドナドナして、専用の3Dレンズと共に入手しました。焦点距離12.5mmで絞りはF12の固定(!)。最短0.6mからのパンフォーカスとなっております。
このレンズは静止画専用で、3Dテレビでの鑑賞を前提としているらしく、1920×1080ピクセルの静止画2枚のステレオペアを記録するようになっています。どうもイメージセンサーに結像した一部分を切り出しているようですね。
…汚い部屋だ。
撮影するとステレオ表示用のMPOファイルが生成されます。上の画像は。ステレオフォトメーカーで平行法のJpegにしたものです。どのような画像になるかを示すため、位置合わせは特に行っていません。室内でそう明るくもないため撮影感度はISO1000程になっており、画質はそれなりです。
なんか、動画も撮れないしつまんないですね。対応機種じゃないと画像も出てくれないというのも気に入らないところです。レンズを裏返すと絞りもピントも固定のくせにズラリと電気接点が並んでいます。レンズの種類の検出などもこれでやっているのでしょうから、接点を効かなくすればこのレンズの素の状態が見られるのではないでしょうか。
というわけで、テープで電気接点を覆ってしまいました。その状態で撮影すると、
いやホント御免なさい散らかった部屋で。
アスペクト比を16:9にしても若干端がけられているんですが、ほぼ全画面に渡って結像しています。画像の並びは交差法になります。当然ですが撮影範囲も広くなり、ほぼ掛け値なしに焦点距離12.5mm(35mmフォーマット換算で25mm相当)を二分割した感じになっているようです。ただステレオベースが狭いので、立体感は弱めですね。このくらいのステレオベースならマクロ撮影をしたいところですが、マイクロフォーサーズにはエクステンションチューブもないし、レンズ自体もフィルターを付けるような形にはなっていません。
仕方ないのでレンズ前にクローズアップレンズをあてがって撮影。20cmくらいまで寄っています。レンズが広角気味なので撮影倍率は高くありません。これ以上近づくとカメラの影が入ってくるので、照明を考えないといけないですね。
ちなみに画像はありませんが、電気接点を殺したこのレンズは他のマイクロフォーサーズのカメラでも撮影が可能です。
色々制限はあるものの、広角気味のステレオレンズが手に入りました。
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