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2010年3月

3Dレンズ試行錯誤(11)

※ここに登場する『3Dレンズ』については、ブログ『3D camera』製作者のサンデーさんのアイディアを基にしており、その権利等はサンデーさんに帰属するものです。このエントリは、サンデーさんの許可を得て作成しました。

新しいレンズを試してみました。焦点距離が長めになるので撮影範囲は狭いですが、マクロ域になればあまり関係ないかもしれません。

使用カメラは、EOS Kiss X4です。撮影用レンズはEF100mmマクロ。50mmマクロでも使えます。

Bc3_01

レンズの厚みがあるせいか、中央でオーバーラップする部分が大きめです。f16まで絞ってやっとこの位になります。度が弱いせいか、歪曲など今までのレンズより少なめです。

Bc3_02

エクステンションチューブをかませばかなりのところまで寄れます。

Screwdriver_01

直線的なものも曲がらずに写ります。

Screwdriver_02

色収差も少な目かもしれません。

フルサイズのEOS5D Mark IIでも使えましたが、レンズの拡大率を上げるためにかますエクステンションチューブの長さがAPS-Cより必要なため、ちょっと手持ちは辛いかなというような見た目になりました(^^; 画質はいいんですけどね。

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3Dレンズ試行錯誤(10)

※ここに登場する『3Dレンズ』については、ブログ『3D camera』製作者のサンデーさんのアイディアを基にしており、その権利等はサンデーさんに帰属するものです。このエントリは、サンデーさんの許可を得て作成しました。

過去のこちらこちらのエントリーで、ステレオアダプターをズームレンズに取り付け、撮影距離に応じてわずかに焦点距離を変え、左右の画像の重なりがなるべく大きくなるように調節するということを書きましたが、似たようなことを3Dレンズでもやってみようと思いました。

Helicoid_01

3Dレンズとマスターレンズとの間に、色々怪しいリングなどを駆使して、BORGの最薄のM42ヘリコイドを挿入しました。

Helicoid_02

わずかですが長さが変わっているのが分かるでしょうか。ヘリコイドを繰り出した時が遠くを見ている状態で、引っ込めると近距離を見ているような像の重なりになります。

Tube

ヘリコイドを引っ込めて撮影して位置合わせしました。あまり左右を捨てずに済みました。

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マクロ用ライト

Gh1_light_2

なんか大げさ(^^; 動画でも使えるかとLEDライトにしたのですが、光量はやはりそれなりですね。小型のストロボを並べるほうがいいかも。とはいえ、このライトにはカメラブラケット(ライトが乗ってるやつ)が付属なので、ちょっとお得な感じが(笑)

Wrench

開いたアゴの幅が10mm程度のモンキーレンチと三脚ネジ。上のライトを使い、ISO400 f8で、1/50秒が切れました。

Eos_flash

実際のところ、ある程度の距離まではこちらの方がきれいに撮れます(^^;

Flower

こんな感じでございます。

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ステレオアダプターとレンズとボディ(2)

キヤノンの一眼レフでステレオアダプターが使えるズームレンズはというと、ディスコンになってますが、EF28-105mmというのが使えます。開放がf3.5-4.5とf4.5-5.6の2種類のレンズがありますが、そのどちらもインナーフォーカスなので使用可能です。ただ、f4.5-5.6の方は鏡筒の立て付けが良くないので、f3.5-4.5を使うほうが無難です。

しかしどちらも最短撮影距離が約50cmと長めなのであまり接写向きではありません。

Kiss X4のキットレンズの18-55mmがインナーフォーカスなら使えるのになー。

キヤノンの一眼レフとは書きましたが使えるのはAPS-Cのカメラだけで、フルサイズでは使えません。どうもフルサイズ対応のズームレンズでステレオアダプターに対応できるものは、レンズ専業メーカーのものを見渡しても存在しないようです。キヤノンのフルサイズ一眼レフでステレオアダプターを使うのに一番適しているのは、EF50mm f1.8 ですね。

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ステレオアダプターとレンズとボディ

ペンタックスのステレオアダプターやツァイスのステレオプリズムは、35mmフォーマットで焦点距離50mmのレンズを使うのが前提になっています。しかし実際に使ってみると、ズームレンズを使う方が、撮影距離に応じて焦点距離を50mm内外で微調整(アダプターのイメージサークルの範囲内ですが)して、左右の画像の重なりを調節できるので便利です。

これをするようになると、一眼レフのファインダー視野率が問題になってきます。と言うか、100%でないと意味がないということに(^^;

そこでライブビューができるカメラだと、そこでの視野率は100%ですから、かなり便利です。オートフォーカスが情けなくなってしまうものが多いのは残念なのですが。

で、マイクロフォーサーズのカメラとパナソニックの14-45mmズームの組み合わせは、アダプター使用を前提とすると結構最強かもしれないです。当然視野率100%の光学ファインダーのカメラであれば、ライブビューがなくてもいいのですが(^^;

Nyanko

マイクロフォーサーズを持ち上げつつ、画像はAPS-CのEOS Kiss X4に、3Dレンズを付けたEF50mm F2.5コンパクトマクロでの撮影。視野率とか色々言っておきながら、ステレオフォトメーカーでの画像位置調整のうえ上下をトリミング(^^; 外付けストロボを使うためにマニュアルモードにして絞りをf16まで絞ったら、露出シミュレーション機能のせいでライブビュー画面が真っ暗に…(この機能、KissX4ではキャンセルできない。5D MarkII ならキャンセルできるのに)。

Mikan

こっちは35mmフルサイズのEOS5D Mark IIで撮影したもの。使用レンズは一緒ですが、3Dレンズの画像を結像させるために、APS-C機とでは撮影倍率と、レンズ前玉から3Dレンズまでの距離が変わっています。条件も違うし、このサイズでは違いが分かりませんね。

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3Dレンズ試行錯誤(9)

※ここに登場する『3Dレンズ』については、ブログ『3D camera』製作者のサンデーさんのアイディアを基にしており、その権利等はサンデーさんに帰属するものです。このエントリは、サンデーさんの許可を得て作成しました。

この『試行錯誤』を始めた当初にはフルHDの動画を撮影できるAPS-Cのカメラがなかったため、μ4/3とフルサイズでやってきたわけですが、最近になって色々出てきたので、手持ちの機材と交換にEOS Kiss X4を入手しました。なんか売りすぎて5千円くらいお釣りが来てしまいましたが(笑)

動画機能など関係なく普通にいいカメラだなーこれ、とか思いつつ50mmマクロ(80mm相当)とエクステンションチューブを3Dレンズ用に組み合わせました(レンズ流用できて大助かり)

Kiss_x4

(DMC-GH1 ツァイス近距離用ステレオプリズム装着の G VARIO 14-45mmで撮影)

まあ、長いっちゃ長いんですけど、フルサイズに比べればカワイイです。

Img_0014

3Dレンズのお試し撮影といえばバッカスIII世号。今回はバックをゴチャゴチャさせて立体視しやすくしてみました(笑) 今使っている3Dレンズではフルサイズ換算70mm以上の焦点距離で使うのがいいだろうと考えていましたが、間違ってはいなかったようです。中央部のセパレーションが曲がってますが、光の当たり方で曲がったり真っ直ぐだったり左右に寄ってみたり、難しいですね。

そういえば立体視とは関係ないですが、これISO3200で撮影してるんですよ。ノイズレスでびっくりしました。ライブビューとか動画撮影時のAFとか、機能的にはGH1が一番なんだけど、吐き出す画像は敵わないなぁ。

また機材整理があるかも…(^^;

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