相殺・その2
改めて見ると、字面が物騒だな~(^^;
プリズムに入る像を逆方向に歪ませればいいのだろうと、光学用品メーカーから凹レンズを買ってプリズムの前にくっつけました。
40.5mm径のプロテクトフィルターのガラスを外してレンズを入れて、アダプター先端のフィルターネジに取り付けたところ、フィルター枠によるケラレが出てしまったので、ネジの内側に直接レンズを両面テープの小片で貼り付けるという荒業に出ました(^^; レンズ保護と他のフィルターなどを取り付けられるように、46-49mmのステップアップリングを削って、アダプター外枠に叩き込んで固定しました(これも荒っぽいな~)。
上は元のアダプターで撮影した場合の画像です。
こちらが凹レンズを取り付けたアダプターで撮影したものです。
メーカーのオンラインショップにあった一番度の弱いレンズでしたが、画面の端は真っ直ぐかわずかに樽型に振れるくらいの補正がされました。画面中心部の補正は不十分ですが、レンズの度を強くすると、これは近視用眼鏡レンズと同じですから、最短撮影距離が伸びてしまうのですね。今のレンズでも40~50cm位になってしまって、ちょっとマクロと言うには遠い感じです。画質もシャープ感がなくなってるような気がします。
なんだこれ(笑) 不可解な私の部屋の様子ですが、箱状のものを撮影すると、必ず曲がりを修正していたので、このくらい真っすぐだと助かります。
よく見ると色収差が発生していますね。光学メーカーのコーティングもされているレンズですが、単レンズなので仕方のないところかもしれません。
クローズアップレンズを付けると最短撮影距離は縮まりますが、プリズム、凹レンズ、凸レンズと重ねると、画質低下が気になるかも。直線的な被写体を撮影するのでなければ、気にせずそのまま使うほうがいいのかもしれません。
物は試しと薄い単玉のクローズアップレンズを付けたところ、若干色収差が低減されたような気がしないでもありません(^^;
静止画の場合は左右を別々に切り出して修正を加えたり出来ますが、動画ではそうもいかないので、画質低下はあっても、これはこれで有効性があるのではないかと思います。
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